Why Tadoku?-2-字面だけ読む読書から解放される
Why Tadoku?②
私はいわゆる帰国子女です。アメリカでは英語がよくできましたし、アメリカ人の友達ともよく遊んでいました。10歳で帰国したときは英語で夢を見て、兄弟喧嘩も英語でしていました。私は相当にアメリカナイズされていたほうだと思います。
また、就職後は仕事がら(特許をとる仕事)、英語の文献をたくさん読んでいました。
― にも関わらず、英語での読書はずっと苦手でした。
いえ、すべてが苦手だったわけではありません。
図鑑、伝記、雑誌などを読むことはできましたし、アメリカで出産したときは、赤ちゃんが寝ている間、アメリカの育児雑誌を何冊も愉しんでいました。
しかし、小説は苦手でした。ずっと苦手でした。
何度も挑戦するのですが、読んでいる途中で必ず眠くなってしまうのです。
単語の意味がすべてわかる本なのに、です。
名作なのに、です。
いま思えば、それは、ただ字面(じづら)を読んでいるだけだったのです。本を読みながら “run a film in my mind” ができていなかったのです。
「難しい英語の文献、伝記、雑誌は読めるけれど、(文章の意味はすべてわかっているのに)小説を読み終えらえれない。」
そんな悩みを貴方も抱えていませんか?
実は、帰国子女、英語圏の大学・大学院で学んだ人、仕事で英語を遣っている人、の中にもこの悩みを抱えている人は結構いる、と言われています。
なぜなら、参考文献、仕事関連の文書を読むときは、字面さえ読めれば充分だからです。
少なくとも私は、自分が想像しながら英文を読めていない、という事実にウン十年、気づきませんでした。
けれど今では、短い小説はもちろん、長い小説でも読めます。
それも、各場面が目の前で繰り広げられている映画のように、”感じながら” 読めます。
数年前の、読めなかった自分が信じられないほど、読むときに五感を活用しています。
小説の登場人物のセリフや行動にツッコミを入れることもしばしばです。
そうなのです、まるで日本語の小説を読んでいるかのごとく、英語の小説を読めるようになったのです。
生徒たちには、私のような遠回りはせずに、本を愉しめるようになってほしいと願っています。
なぜなら、本を愉しめることこそが、多読の醍醐味だからです。
「日本語と同じように英語を読めると、本ってなんて楽しいの!」
「字面だけ読めても読めない本がある。そんな経験をもう誰にもしてほしくない。」
この二つの想いを実現する
ABC4YOU独自の多聴多読法
「シャ読(SHADOKU)」
を開発し、生徒に提供しています。
おかげさまで、年々、”日本語と同じような感覚で” 英語の小説を読めるようになる生徒が増えています。
そして、そのように読めるようになる生徒は、一様に、高い英語コミュニケーション力も備えるようになります。
ABC4YOUでは、今後も独自の多読指導「シャ読(SHADOKU)」を続けていきます。
【蛇足】
わたしは、英語の小説を読めるようになってから、伝記や図鑑などの読み方までもが変わりました。これまでも”表面的には” 読めていましたが、楽しさが全然違います。前よりも深く味わえるのです。
大学入学試験や資格試験でも当然、この培った力は役立ちます。試験のために多読するわけではありませんが、結果として試験が解けるようになります。