中高生のスピーキング・ライティング&終了時間

投稿者: Kappa-nami 投稿日:

スピーキング・ライティング&終了時間

中高生の多読クラスでは、テーマについて話す・書く時間「Speaking・Writing」を設けています。

授業の終了時間は、テーマに影響を受けることがあります。

これは、難しいテーマの場合、生徒が理解し、考えをまとめるまで、予想以上に時間を要することがあるためです。

少し詳しく、これまでに扱ったテーマ、「ソフトロボット」を例に説明します。
「ソフトロボットとは?」- 第1週
毎回、生徒が持っている情報を共有するのですが、ほとんどの生徒がソフトロボットを知りませんでした。

そこで、講師が調べた動画や記事 (英語) を生徒は確認し、わかったこと、想ったこと、を全員で共有しました。

「ソフトロボットって初めて知った・・・」
生徒たちは最先端技術を受け止めるだけで精いっぱいな様子でした。
それ以上、深く話すことはできないように見受けられたため、翌週も急遽、同テーマを扱うことにしました。

あまりに情報量が多くて発散しそうな場合は、翌週に延期することがあります。

宿題:翌週までに、「ソフトロボット」を調べてくる
調べるときは、日本語でも英語でも構いません。
ただし、高校生には、できるだけ英語の記事を調べてきて欲しい、と伝えています。
これは、講師が社会人だったときに実際に経験していたことです。過去の情報を調べるとき、日本語でも英語でも調べていました。言語は何でもよい、とすることで、英語も日本語もツールなんだと、生徒は実感を積み重ねていけます。

ただ、「日本語でいいんだ」と安堵するいっぽう、「英語ができるようにならないと英語の記事が読めない」という現実も、毎回、思い知らされます。

これは実社会でも私たち大人が経験していることではないでしょうか。
「ソフトロボットの今後」- 第2週
生徒各自が調べてきた内容をクラス全体で共有してから、ソフトロボットの今後についてディスカッションしました。(日本語で、です)
  • 開発が今後ますます進むと、どのような世界になり得るのか
  • アナログの世界でも「どれが真実か?」を見極めないといけない世界になるのではないだろうか

  • 具体的にはどんな世界が待っているのだろうか?

などなど…

未知の技術であるからこそ、想像力を逞しくして考えました。

現在、インターネットの世界では「どれが真実か?」を見極める力がとても大事だ、ということは、中学生も高校生も(なんなら小学生も!)なんとなく認識しているので、そのことも確認しました。

どうしたら見分けられる?

以前、AR (augmented reality 拡張現実)、VR (virtual reality 仮想現実)、フェイクニュース (fake news)、をテーマにしたことがあるので、その時のことを思い出しながら、生徒は考えていました。

もちろん、社会人に比べたらずっと未熟かもしれませんが、彼らなりにいろいろと考えます。

その時間(知っている、限られた情報をもとに、いろいろ考える時間)が生徒たちにとって、とても大事だと考えています。

そのうえ、英語で情報を取得する生徒がいるため、英語の記事をまだ読めない生徒でも、海外の人がどう捉えているか、を把握することができます。

同年代の生徒同士の情報交換は、私たち大人が語るよりも、よほど説得力があり、生徒の心に残ります。

講師は、生徒だけでは把握できなかった情報を補足したり、皆の見解を簡単にまとめたり、します。

以上のように、生徒が自分なりの Opinion を発信するために、英語の記事を読み、英語の動画を視聴し、日本語の記事も読み、生徒はそれぞれの持ち得る力を使って、テーマの”予習” に時間を費やします。

この”予習”を含めて「多読的 Speaking・Writing」と呼んでいますが、生徒は深く考えるようになり、大人顔負けの考察をするようになりますので、生徒にとっても私にとっても、とても充実した楽しい時間となっています。

以上のような授業内容のため、終了時間が延長してしまうことがあります。

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